リスボンで味わいたい!名物グルメ3選
リスボンを訪れたらぜひ食べてほしい、ポルトガルを代表するグルメ3品をご紹介します。どれも現地の人々に愛され、旅行者にも大人気の逸品です。
ポルトガルはマカオを統治していたり、日本とも南蛮貿易での関わりもあるので日本人にも馴染みの深いグルメも多く、食べやすくて美味しいものが多いです。ただし、カステラやテンプーラ、ポンズみたいなものはないので、そこら辺は日本で昔の大航海時代のポルトガルに思いを馳せるにしましょう。
エッグタルト(パステル・デ・ナタ)
エッグタルトは、ポルトガルの首都リスボンが発祥の地。現地では「パステル・デ・ナタ(Pastel de Nata)」と呼ばれ、パリパリのパイ生地に濃厚なカスタードクリームを詰めて400℃の高温で焼き上げるのが特徴です。
このお菓子は、19世紀初頭にリスボン西部・ベレン地区の「ジェロニモス修道院」で修道士たちが作り始めたのがルーツ。修道院閉鎖後、門外不出のレシピを受け継いだ「パスティシュ・デ・ベレン(Pastéis de Belém)」が1837年に創業し、今も元祖の味を守り続けていま。
焼き立てのエッグタルトは表面が香ばしく、中はとろけるクリーム。粉砂糖やシナモンパウダーをかけて食べるのが現地流です。リスボン市内のカフェやパティスリーでも必ず見かける国民的スイーツです。
有名店といえばパスティシュ・デ・ベレン(Pastéis de Belém)です。古くからあるレシピを使い続ける有名店で、お店も観光客向けにアレンジ・加工されているものの、昔ながらの雰囲気を保とうとしています。店内席も広くて、ベレン地区の観光の際には訪れたいお店。甘さも控えめでぺろっと行けるので一つはそのままで、もう一つは卓上のシナモンをたっぷりかけて食べて見てください。


そのほかにも街中には様々なナタ専門店があり、お気に入りのお店を探して食べ歩きして見て下さい。どこも一つ1~2€(スーパーだとそれ以下でも)なので、手軽に食べれるおやつです。
シーフードライス(アローシュ・デ・マリスコ)
ポルトガルは新鮮な魚介類の宝庫。中でも「アローシュ・デ・マリスコ(Arroz de Marisco)」は、エビやカニ、アサリ、ムール貝などの海の幸を贅沢に使ったシーフードリゾットです。魚介のエキスがたっぷり染み込んだ濃厚なスープで炊き上げるため、旨味が凝縮されています。
リスボン中心街の老舗「UMA(ウマ)」は、このシーフードリゾット一品のみを提供する専門店。鍋ごと豪快にサーブされ、エビやカニがごろごろ入った濃厚な味わいが人気です。他にも「Cervejaria Ramiro」など、シーフード料理の名店が多く、どこも地元の人や観光客で賑わっています。
量も多いので、一人で食べるのは少しハードルが高いのが難点。リゾットではありますが、どこかおじやのような暖かさがあるのでナイトライフで疲れてきた胃にぜひ。

ポルトガルステーキ(ビトック/ビフェ・ア・ポルトゥゲーザ)
リスボンのレストランでよく見かけるのが「ビトック(Bitoque)」や「ビフェ・ア・ポルトゥゲーザ(Bife à Portuguesa)」と呼ばれるポルトガル風ステーキ。柔らかい牛肉をガーリックやバターで風味付けし、仕上げに目玉焼きをのせるのが定番スタイルです。
見た目は相当こってりそうな印象ですが、意外にもソースはあっさりとしたものが多く、付け合わせにはフライドポテトやライス、サラダが添えられます。カジュアルな食堂から老舗レストランまで幅広く提供されており、地元の人々にも愛される家庭的な一品です。特に「Cafe de Sao Bento」は「ポルトガル一美味しいステーキ」と評される名店として有名です。
私は停電に振り回されたこともあり、観光客向けのファミレスで食べましたがそれでも味は意外にもいけます(おそらく業務用の市販品ソースでしょうが)食べる時間がなかった時にはスーパーでのレトルト品を買って日本で試してみるのもいいかも




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